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永井 崇之; 西澤 代治*; 渡部 創; 岡本 芳浩; 関 克巳*; 本間 将啓*; 菖蒲 康夫
no journal, ,
実規模プロセス試験で製造した模擬ガラス固化体を対象に放射光XAFS測定を実施し、Ce-L3吸収端スペクトルからガラス組成による模擬ガラス固化体中のセリウム(Ce)原子価割合を求めた結果、ガラス中のネオジム(Nd)濃度が高くなるほど、Ce(IV)の割合が高くなる傾向にあることを確認した。固化体中のCe原子価は、プロセス環境が酸化性であればCe(IV)が増え、還元性であればCe(III)が増える傾向にある。固化体中のNd化合物はNdOと考えられ、Nd化合物がFeOと同様な酸化還元反応を示すことは想定できないが、同じ組成のCe含有ガラスへFeOとNdOを各々添加し、放射光XAFS測定した結果、Nd添加ガラス中のCe(IV)割合はFe添加ガラスよりも高いことを確認した。結論として、ガラス中のNdがCe原子価に影響することを見出した。
松村 大樹; 谷口 昌司*; 田中 裕久*; 西畑 保雄
no journal, ,
Passive Autocatalytic Recombiner (PAR)と呼ばれる、金属微粒子触媒による水素と酸素との水素再結合反応を利用した水素除去装置は、外部電源喪失時においても水素を除去することができ、有効な水素ハンドリング技術と考えられる。現在、資源エネルギー庁の「発電用原子炉等安全対策高度化技術基盤整備事業(水素安全対策高度化)」において、国内ではまだ実績のないPARシステムの研究開発を進めている。本研究は、実時間分割XAFSを利用して水素再結合反応時における触媒の構造変化を明らかにし、その知見をPARシステム設計に活かすことで、より安全な原子炉の構築に貢献することが目的である。結果として、表面における酸化膜の反応における必要性や、CO被毒の影響等を、直接的に評価することができ、表面構造と触媒反応の強い相関を明らかにすることができた。